カテゴリー: 2006年

2007年2月の復刊書目

2007年2月の復刊書目 ◆ 『カルヴィーノ イタリア民話集 全二冊』 河島 英昭 編訳 ◆ 『歌行燈』 泉 鏡花 ◆ 『改訳 オルレアンの少女』 シルレル/佐藤 通次 訳 ◆ 『パス カル 科学論文集』 松浪 信三郎 …

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今年の岩波文庫の売上げベスト10

バタバタしているうちに,もう今年も残りわずか。というところで,妹の嫁ぎ先のお義母さんが急になくなり,お通夜へ行ってきました。年取ってからは世界中を旅しており,つい先日も元気な声を聞いたばかりだったのに,驚きました。 岩波…

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「幻冬舎新書」創刊

11月30日,幻冬舎新書が創刊された。「創業から13年間で培った幻冬舎の全ノウハウを最大限に生かして,、幻冬舎新書を創刊します。一挙に62点刊行で話題となった文庫創刊(97年),雑誌創刊「パピルス」(05年)・「ゲーテ」…

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モーパン嬢(下)

ボーナス時期。職場の若い人とバブルで恩恵を受けたか受けないかなどと話をしていたとき,バブル小説として真っ先に頭に浮かんだのが「なんとなくクリスタル」。1980年,大学生だった田中康夫が,若者に人気のブランドやレストランな…

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インカ皇統記(4)

レジストラの「ムームードメイン」がドメインの管理業務を「お名前.com」に移行するので,契約更新時には自動的に「お名前.com」との契約になるとの通知。「お名前.com」はいやだ・・・と思っている人が多いようだから,かな…

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葉巻の時間(城アラキ)

しばらく品切れになっていた「葉巻の時間」(城アラキ)が増刷された。 3,990円と高価かつ重厚な造り。とくにモンテクリストのボックスを模した装幀はなかなか凝っていて楽しい。その中身は,ワイン通で「葉巻はワインである」とい…

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インカ皇統記(3)

なにか科研費申請などでバタバタしていて読み残していた先月分の岩波文庫新刊「インカ皇統記(3)」を読む。 今回は,第六の書と第七の書を収める。金や銀で飾られたインカの王宮の建造と装飾,王宮で奉仕する召使い,太陽の大祭を中心…

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中公文庫解説総目録

「中公文庫解説総目録1973~2006」が出た。1973年6月の創刊から2006年10月までの文庫全点目録。従来の目録要素に加え,初版刊行年と在庫情報を表示したもの。書名索引・著者名索引も付いている。728ページ,130…

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モーパン嬢(上)

ウチの近所の書店が改装・・・と思ったら,経営者が替わったとのこと。個人経営の書店から,フランチャイズ店になったのだが,一見,以前と替わらない店内の雰囲気。しかし,拙いことが2つ。岩波文庫が綺麗さっぱりなくなり,閉店時間が…

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新橋駅前の大古書市

新橋駅前で,本日から土曜日まで,大古書市が開催されています。 昼休みに見に行ったところ,岩波文庫はカバー付きの新しいものが中心ですが,結構出ていました。ほかには,新橋というオヤジ中心の土地柄でしょうか,軍事,飲食,映画,…

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ヴォイツェク ダントンの死 レンツ

岩波文庫の新刊「ヴォイツェク ダントンの死 レンツ」(ビューヒナー)を読みました。ビューヒナーは,1813年ドイツ生まれの劇作家。 ヴォイツェクといえば,以前からベルクのオペラで知っていたわけですが,普通はヴォツェックと…

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美しい夏(パヴェーゼ)

岩波文庫の新刊,久しぶりに読んだパヴェーゼの「美しい夏」,La bella estate。題名がいいですね。美しい夏は,少年少女だけのもの。登場人物は,16歳の少女ジーニア,モデルをしている自由奔放な大人の女性アメーリア…

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光文社古典新訳文庫の続き

光文社より9月に創刊された古典新訳文庫。 『活字離れを止めるには,本当に面白い,しっかりした作品を提供すること,そして,未来の読者を育てていくこと,これしか道はありません。それならば,古典という,いつの時代にも変わらない…

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珍奇絶倫 小沢大写真館

ちくま文庫の新刊「珍奇絶倫 小沢大写真館」(小沢昭一著)が面白い。 写真屋の息子に生まれた小沢さんが,東京の旧赤線地帯を中心に,伝統的な色町を自ら撮影し,関係者から思い出話を聞き出した記録。ときは昭和47年。東京の街にも…

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