カテゴリー: 1998年

蔵書印

最近は,いちいち購入した本に蔵書印を押したり,識語を書き込むという人は少ないと思いますが,古書店で古い文庫本を探していると,蔵書印が押されていたり,書き込みのある本によく出会います。いまは本があふれかえってしまったためか…

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蔵書票

蔵書票の美 (小学館ライブラリー (116)) posted with amazlet at 10.07.23 樋田 直人 小学館 売り上げランキング: 194648 Amazon.co.jp で詳細を見る 小学館ライブ…

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雑誌の発売日

きょうはパソコン,インターネット系雑誌の発売日ですね。わたしは昼まで待ちきれず,通勤途中で買ってしまいました。もっとも,早朝なので普通の書店ではなく,東京駅地下の書店でしたが….。というのも「水滸伝(3)」を…

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水滸伝(3)

クリスマスイブに本など読んでいる暇などあるか….とはいっても,特別イベントもないゆえ,「水滸伝(3)」を読んでいます。一気に全部揃ってから読む方法もあるのでしょうが,水滸伝の場合,べつにストーリーを細かく覚え…

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フルニエ「グラン・モーヌ」

古書店でよく見かける角川文庫版「モーヌの大将」。この題名では,なにか子供向けの物語かと思われて,いままで手に取ったことがありませんでした。今回,岩波文庫版で出たのを機会に読み始めたところ,背の高い大人びた友人モーヌと,私の少年時代の思い出を綴った素敵な物語で,ヘッセの初期作品やカロッサなど,青春小説…

フルニエ「グラン・モーヌ」

岩波文庫12月新刊で最初に読んだのは,フルニエの「グラン・モーヌ」。 よく古書店では古い角川文庫版「モーヌの大将」を見かけるのですが,いままで読んだことがありませんでした。背の高い大人びた友人モーヌと,私の少年時代の思い…

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カメラは病気

赤かぶ検事の和久峻三といっても,私はよく知らないのですが,大のカメラ好き,写真好きらしい。光文社文庫新刊「カメラは病気」は,その和久邸を訪れ,膨大なカメラコレクションを見た写真家・田中長徳との書き下ろし対談集(実際は長徳…

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誤用辞典

「誤用辞典」を読んでいたら,こんな例がありました。 濡れ手で泡 今度の打席で汚名挽回の一発を 彼の意見は的を得ている 彼の意見は,波紋を投じた 先輩,いろいろお世話様でした ….この辺は判りますね。ではこれは…

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名古屋古書会館での即売会

相変わらず風邪で不調であります。中島さんの「文庫のページ」に名古屋古書会館での即売会のことが載っていました。名古屋にはたまに出張し,鶴舞にも行ったことがあるのですが,名古屋古書会館は見たことがありません。土日に開催するな…

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本を愛する人々へ

たとえ文庫本ばかりであっても,蔵書には違いなく,その管理に苦労している人も多いでしょう。神田古書店連盟による「本を愛する人々へ」は,本の保存や取扱いについて,教科書的に書かれており,参考になります。ただ,自宅や実家,会社…

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慶応の学生さんのレポート

週末は仕事でバタバタしている中,夜は横浜ランドマーク近くの遊園地で,10回もチビ電車に乗せられ,すっかり風邪を引いてしまいました。これから,雑誌の年末進行,忘年会やクリスマスでのんびり読書というわけには行きそうもありませ…

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岩波映画

よく学校で「教育映画」なるものを見せられたとき,その多くは文部省や文化庁の提供する岩波映画でした。岩波書店グループの一員であり,50年近い歴史を持つ同社が,昨日倒産したと聞き,なんとも残念な気持ちです。倒産理由としては,…

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ふるほん文庫やさんの奇跡

相変わらず意気軒昂な「ふるほん文庫やさん」ですが,今度「ふるほん文庫やさんの奇跡」(谷口雅男著・ダイヤモンド社刊)なる会長の自伝が出るようです。目次を見る限りでは, なかなか面白そうな本ですけど,紀田順一郎はちょっと誉め…

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疑惑

ヒ素事件で思い出したのは,セイヤーズの「疑惑」(創元推理文庫)。急に体の調子が悪くなった男が,友人から主人を毒殺して逃げている女の話をきき,最近雇い入れた家政婦が,その女ではないかと疑う。 物置の奥にしまってあった除草用…

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モモのオペラ

エンデの「モモ」を一柳慧がオペラ化した公演に行ってきました。子供もいっしょに楽しめる歌やダンス,本の装丁でもお馴染みの山本容子の舞台デザインも学芸会風で面白く,満足。モモは岩波のドル箱?なのか,他社での文庫化は難しそうで…

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小学館文庫創刊1周年

小学館文庫が創刊1周年を迎えました。光文社よりキンキラな記念帯には吃驚しましたが,この1年で191冊を刊行し,解説目録も発行。この解説目録,点数が少ないこともあって,詳しい紹介(各冊200字程度)と著者プロフィールが載っ…

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