岩波文庫80周年にあわせて,新しい解説総目録をもとに,10年ぶりに未完結本をまとめてみました(前回のまとめはこちら)。当然ながら,この10年間に完結した書目はありません・・・。 シリーズものの文庫は文学全集と違って,廃刊…
文庫本好きなすべての方に読書と蒐集の話題を
岩波文庫80周年にあわせて,新しい解説総目録をもとに,10年ぶりに未完結本をまとめてみました(前回のまとめはこちら)。当然ながら,この10年間に完結した書目はありません・・・。 シリーズものの文庫は文学全集と違って,廃刊…
紀伊國屋書店では,創業80年を記念し,長く店頭から消えている文庫の中で,「もう一度読み返したい」「店頭で販売をしたい」1冊を全スタッフに募り,その結果を元に,各出版元に重版可能なタイトルを打診,7社40タイトルの復刊を実…
新文化紙などによると,オリコンほか6書店で構成する実行委員会は,6部門で受賞作を決めた。 【総合】 女性の品格 【単行本】 ホームレス中学生 【コミック】 ONE PIECE(46巻) 【タレント本】 ホームレス中学生 …
かつては年末になると,婦人雑誌の新年号の分厚い付録が話題となり,我が家でも母親がその付録の家計簿に一年間まめに買い物や支払などをメモしていました。しかしながら,最近は婦人雑誌が衰退し,ウチのカミサンなど,もっぱら携帯電話…
今年はインフルエンザが流行しそうだとのこと。 インフルエンザといえば,岩波文庫の新刊「岡本綺堂随筆集」に明治時代のインフルエンザの話があって,それによると,インフルエンザが初めて流行ったのは明治23~24年にかけて。当時…
さてさて10年ぶりに出ました「80年版 岩波文庫解説総目録 ―1927~2006 ―」(岩波文庫編集部編,四六判上製函入,1280頁,定価4,200円)。80周年記念ということなんでしょうが,80年版というのは,後々わ…
雑誌「オートテクニック」「F1 MODELING」などホビー,土木,工学関係の書籍で知られる山海堂(東京・本郷)は12月3日昼ごろ,全社員を集め解雇と解散する旨を伝えた。同日業務を全面的に停止し,債務整理を弁護士に一任し…
幻冬舎の新刊「その後のツレがうつになりまして」(細川貂々)を読みました。 仕事人間だった夫がうつになって会社を退職,その後の闘病生活の様子をイラストレータの妻が描いて話題になった本の続編。著者によると,刊行後,同じ悩みを…
今週号の週刊文春は,東海林さだおが38年間続けてきた連載漫画「タンマ君」の1900回特集。 タンマ君の謎を解く!!と題して,名前の由来,仕事,好みの女性や食べ物など,これまでの連載中に現れたさまざまなエピソードからタンマ…
国内では18年ぶりの世界文学全集が河出書房より刊行される。初版2万部で,すでに予約目標の3千セットを突破したとのこと。 世界文学全集は,1989年に河出書房と集英社から出たものが最後。今回の河出書房新社版は,作家の池澤夏…
フルカラーのPC入門書「超図解」シリーズで知られるエクスメディアが,10月31日東京地方裁判所に自己破産申請を行った。負債は11億円。三笠書房を引受先とする再建計画もあったが,不調に終わったという。 IT系書籍や雑誌は調…
恒例の「新橋古本まつり」が,JR新橋駅前SL広場にて5~10日まで開催中です。 雑誌,ムック,文庫・新書など白っぽいものがメインですが,お近くにお越しの際には,お立ち寄り下さい。
岩波文庫では,創刊80年を記念して,本年4月にロングセラー13点19冊を,活字を大きくし,字詰め行間を改め,より読みやすくして,一括重版しました.これに続き,10月4日に以下の7点10冊が同様に重版されました。今後も基本…
少々遅くなりましたが,寺島靖国の新刊「疾風怒濤のJAZZオーディオ放蕩生活」(河出書房)を読みました。 久しぶりに読んだ寺島さんのオーディオ本ですが,えーと,基本的にはいままでの本と一緒です,書いてあることは。寺島さん自…
「ペン!!ペン!ペン!ファウンテンペン!ー私が選んだ一本の万年筆」を読む。 南雲堂フェニックス刊,277ページ。本書にはたくさんの万年筆が登場する。しかし,カタログ本ではなく,万年筆ファン一人一人が,愛着のある自分の万年…
ゴマブックスから11月7日に「ゴマ文庫」が創刊される。 自社書籍や書下ろしを中心に,初回12点。12月,来年1月には各10点を刊行予定。以後毎月7~10点を刊行し,年間100点を目指す。 初回刊行分は,「アホでマヌケなア…
新幹線内などで見かけるビジネス誌「Wedge」。その出版元ウェッジ(JR東海の子会社)より,ウェッジ文庫が10月22日に創刊される。 初回は,「日本人の忘れものI」(中西進),「清朝十四王女-川島芳子の生涯」(林えり子)…
青山ブックセンターでは,アートディレクター秋山具義によるトートバッグとオリジナルグッズのお店DAIRY FRESH STOREと,青山ブックセンターとのコラボレーションによる本のためのトートバッグを発売中。 『分厚い本を…
岩波文庫の海底二万里(下)を読む。 読み終わって,やれやれという感じなのだが,それは本書が,詳細に記述された海中の科学的な興味より,ノーチラス号の中に自分の世界を作り上げようとしたネモ船長の薄気味悪さが先に立ち,ヴェルヌ…
仕事がテンパっているので,少々めげ気味ですが,そんな気分をますます鬱々とさせる岩波文庫の新刊「けものたち・死者の時」(ピエール・ガスカール)を読みました。 本書は1953年に出版されてすぐ,55年に岩波書店から翻訳が出て…