カテゴリー: 2007年

「読ミガエル名作」フェア

紀伊國屋書店では,創業80年を記念し,長く店頭から消えている文庫の中で,「もう一度読み返したい」「店頭で販売をしたい」1冊を全スタッフに募り,その結果を元に,各出版元に重版可能なタイトルを打診,7社40タイトルの復刊を実…

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ネーデルラント旅日記(デューラー)

かつては年末になると,婦人雑誌の新年号の分厚い付録が話題となり,我が家でも母親がその付録の家計簿に一年間まめに買い物や支払などをメモしていました。しかしながら,最近は婦人雑誌が衰退し,ウチのカミサンなど,もっぱら携帯電話…

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岡本綺堂随筆集

今年はインフルエンザが流行しそうだとのこと。 インフルエンザといえば,岩波文庫の新刊「岡本綺堂随筆集」に明治時代のインフルエンザの話があって,それによると,インフルエンザが初めて流行ったのは明治23~24年にかけて。当時…

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80年版  岩波文庫解説総目録

さてさて10年ぶりに出ました「80年版  岩波文庫解説総目録 ―1927~2006 ―」(岩波文庫編集部編,四六判上製函入,1280頁,定価4,200円)。80周年記念ということなんでしょうが,80年版というのは,後々わ…

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その後のツレがうつになりまして

幻冬舎の新刊「その後のツレがうつになりまして」(細川貂々)を読みました。 仕事人間だった夫がうつになって会社を退職,その後の闘病生活の様子をイラストレータの妻が描いて話題になった本の続編。著者によると,刊行後,同じ悩みを…

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タンマ君 祝1900回

今週号の週刊文春は,東海林さだおが38年間続けてきた連載漫画「タンマ君」の1900回特集。 タンマ君の謎を解く!!と題して,名前の由来,仕事,好みの女性や食べ物など,これまでの連載中に現れたさまざまなエピソードからタンマ…

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18年ぶりの世界文学全集

国内では18年ぶりの世界文学全集が河出書房より刊行される。初版2万部で,すでに予約目標の3千セットを突破したとのこと。 世界文学全集は,1989年に河出書房と集英社から出たものが最後。今回の河出書房新社版は,作家の池澤夏…

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エクスメディア倒産

フルカラーのPC入門書「超図解」シリーズで知られるエクスメディアが,10月31日東京地方裁判所に自己破産申請を行った。負債は11億円。三笠書房を引受先とする再建計画もあったが,不調に終わったという。 IT系書籍や雑誌は調…

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新橋古本まつり

恒例の「新橋古本まつり」が,JR新橋駅前SL広場にて5~10日まで開催中です。 雑誌,ムック,文庫・新書など白っぽいものがメインですが,お近くにお越しの際には,お立ち寄り下さい。

岩波文庫の重版

岩波文庫では,創刊80年を記念して,本年4月にロングセラー13点19冊を,活字を大きくし,字詰め行間を改め,より読みやすくして,一括重版しました.これに続き,10月4日に以下の7点10冊が同様に重版されました。今後も基本…

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ゴマ文庫創刊

ゴマブックスから11月7日に「ゴマ文庫」が創刊される。 自社書籍や書下ろしを中心に,初回12点。12月,来年1月には各10点を刊行予定。以後毎月7~10点を刊行し,年間100点を目指す。 初回刊行分は,「アホでマヌケなア…

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ウェッジ文庫創刊

新幹線内などで見かけるビジネス誌「Wedge」。その出版元ウェッジ(JR東海の子会社)より,ウェッジ文庫が10月22日に創刊される。 初回は,「日本人の忘れものI」(中西進),「清朝十四王女-川島芳子の生涯」(林えり子)…

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海底二万里(下)(ヴェルヌ)

岩波文庫の海底二万里(下)を読む。 読み終わって,やれやれという感じなのだが,それは本書が,詳細に記述された海中の科学的な興味より,ノーチラス号の中に自分の世界を作り上げようとしたネモ船長の薄気味悪さが先に立ち,ヴェルヌ…

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