カテゴリー: コレクション

NHK生活人新書の創刊

2001年11月9日,NHK生活人新書が創刊された。 『・・・さて.皆さんは「生活人」という言葉を聞いてどのような人々をイメージされるでしょうか。時代の先端で忙しく活躍するエリートサラリーマン。家計のやりくりで頭を悩ます…

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光文社文庫

1945年,終戦直後に創業された光文社は,「頭の体操」「冠婚葬祭入門」「日本沈没」など,多くの話題作を送り出してきた「カッパの本」(1954年創刊)で知られ,ミステリー,エンターテイメント系の「カッパ・ノベルス」(1959年創刊)でも,「三毛猫ホームズ」シリーズの赤川次郎,「鉄道ミステリー」シリー…

宝島社文庫

宝島….ときくと,真っ先に思い浮かぶのは,月刊「宝島」。植草甚一氏責任編集の雑誌「ワンダーランド」(晶文社)が誌名を「宝島」と変え,JICC出版から出たのが1973年(1985年終刊)。いわゆるサブカルチャーという言葉が流行り,片岡義男氏らが人気を得ていた。私にとっては懐かしい学生時代の話。いま…

王様文庫

「王様文庫」とは巧いネーミングだと思うが,「知的生きかた文庫」のシリーズを出していた三笠書房から2000年1月に創刊された新顔文庫。「知的生きかた文庫」では取り上げてこなかったエンターテイメント性の高い企画,「遊び」の感覚を大事にした企画を中心にラインアップを組んだとのことで,現在のカテゴリーは,…

現代教養文庫

版元の社会思想社(創立昭和22年)は,戦時下,軍部ファシズムを批判したため東京帝国大学の教壇を追われ,戦後,リベラリストとして再評価された河合榮治郎の門下生によって設立された社会思想研究会出版部を前身とする。ベネディクト『菊と刀』やトインビーの『歴史の研究』などの翻訳出版権をGHQのオークションで取…

角川文庫

 1949年(昭和24年)5月創刊。もっとも最初はB6判という「リーダース・ダイジェスト」と同じヘンな判型で,これをやめて現在のA6の文庫判型で刊行しはじめたのは1950年5月から。  創業者の角川源義は元中学校教諭で,柳田國男,折口信夫の薫陶を受けた国文学者兼俳人。そういう人の出した文庫だから,初…

徳間文庫

徳間文庫の創刊は1980年10月。それでも既刊は1600点を越えたし、柿妹シリーズの「アニメージュ文庫」「パステルシリーズ」を加えるともうかなりの蓄積量である。それもそのはず、総点数でなく毎月の生産点数では20点に近く、量産では上位五指に入る大手なのだ。徳間書店といぅ名前ではそれはど知られていなくて…

春陽文庫

春陽文庫の歴史は古い。もとは春陽堂文庫といい,創刊はなんと1931(昭和6)年。現存する文庫では新潮・岩波に次ぐ三番日の老舗なのである。最初は文芸路線だったが,戦後の1950(昭和25)年に春陽文庫と改称,戦前に同じ春陽堂から出ていた日本小説文庫の流れを引き継いで,時代小説中心の大衆文芸路線に方向転…

ちくま文庫

文庫は出版社の事業計画の中で,どのように立案され創刊されるのであろうか。「ちくま文庫」(筑摩書房)は1985年12月4日「新しい教養の復権」をスローガンに念願の創刊を果たした。 文庫創刊の企画段階から現在まで,中心となって活動してきた副編集部長の柏原成光さんに,これまでの道のりを聞いてみた。 創刊時…

創元推理文庫

1950年代の半ば,東京創元社が海外の推理小説に手を染めようとした時,積極的に賛成してその路線を押し進めたのは,当時編集顧問だった小林秀雄であるという。世界推理小説全集,現代推理小説全集,世界大ロマン全集,クライム・クラブ,エラリー・クイーン作品集,ディクスン・カー作品集などを刊行した後,1959年…

新潮文庫

新潮文庫は,一番歴史の古い文庫である。最初の刊行は1914年(大正3年)9月。これを含めて現在までに4度出されており,1914年版は四六半裁(だいたいB7ぐらいで現在の文庫よりも小さめ;裁は代字),1928年版は新四六判(現在の文庫より縦長),1933年版は菊判半裁(現在の文庫より少し大きめ),1…

講談社文庫

1971年(昭和46年)7月の創刊。創刊時には一挙に70冊を刊行して話題になった。最大手の出版社が出す文庫ということで,その影響は出版界をゆさぶるだろうと早くから言われていたが,果たせるかなこれに続いて大手出版社がつぎつぎに文庫を出すようになって今日に及んでいる。 講談社文庫はいくつもの姉妹シリーズ…

ハヤカワ文庫

ハヤカワ文庫は,1970年(昭和45),「さすらいのスターウルフ」(エドモンド・ハミルトン),「征服王コナン」(R.E.ハワード)などのSFを皮切りにスタートした。 ハヤカワ文庫は,SF(サイエンスフィクション),FT(ファンタジー),JA(日本作家),NV(海外現代小説),NF(海外ノンフィクシ…

講談社学術文庫

講談社学術文庫ほど物議をかもした文庫はほかに例がない。「学術をポケットに」をうたい文句に人文社会自然科学の著作物を文庫化するという方針に,中小出版社がドル箱としているロングセラーを奪うものと一斉に反発した。岩波文庫の”古典”とは定義を同じくしない,いわば評判のよい”現代の名著”が照準だったからである…

中公文庫

1973年6月創刊。初めは講談社文庫の発刊に刺激された形で参入し,自社単行本の防衛策という色彩が濃く感じられたが,次第に岩波・新潮・角川の間隙をぬってノンフィクションに独自の路線を開拓し始め,中公文庫ファンとも呼ぶべき新しい読者層の獲得に成功する。 「日本の歴史」,「世界の歴史」,「日本の詩歌」,「…

旺文社文庫

旺文社文庫は昭和40年6月創刊。グリーンの表紙に,それよりやや濃いめのグリーンの箱という上品な造りと,年譜や参考文献,鑑賞のポイントなどを含む懇切丁寧な解説に特徴があった。 ラインナップは日本文学,外国文学,伝記,教養だが,同社の読者層を考えてか,教科書で親しんだ作家,偉人伝といったものが選ばれてお…

文春文庫

1974年創刊。一見して紙質が安っぽく,表紙のデザインもそっけなく,新潮や角川などと比べて,書店では地味な存在である。しかし内容をみれば,さすがに豊富な作家・作品を抱える文芸春秋ならではの,充実した書目を揃えている。 自社単行本中心ではあるが,芥川賞,直木賞作家,サントリーミステリー大賞作家などを擁…

サンリオSF文庫

一時期,あれだけ書店の棚を賑わせていたサンリオSF文庫が廃刊となって,早くも10年が過ぎました。 1978年,それまでの文庫とは一線を画した綺麗な表紙と洒落たデザインで登場したSF文庫は,ハヤカワや創元とはひと味違う,目新しい作品を数多く収録し,注目を集めました。 本邦初訳も多かったせいか,一時は…

小学館文庫

1997年12月,創業75周年を迎えた小学館より新たに「小学館文庫」が登場した。シンボルマークは肥桶を担いだ男….ではなく,甲骨文字を図案化した,右手に知識,左手に勇気を掲げた男である。 収録書目のジャンル分けは,文芸・学芸作品(赤),自然・アウトドア(緑),実用・ライフスタイル(黄)のシグナ…

幻冬社文庫とハルキ文庫

今年の文庫本界の話題は全般的な売り上げのダウンで,景気の悪いものばかりだったようだが,そんな中,幻冬社文庫,ハルキ文庫の創刊が話題となった。 ともに望む・望まぬの違いはあるが,角川を飛び出した元編集者※と元社長がつくった…

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