明林堂書店 経営破綻

新文化紙によると,大分中心に展開する書店チェーン「明林堂書店」が,負債147億8000万円で経営破たんした。
同社は,大分地裁に民事再生手続きを申請し,25日に保全命令を受けた。現在の店舗数は79店。不採算店の整理や遊休資産の売却などで債務を圧縮,営業を継続しながら再生を目指す。
同社は書店以外にゴルフショップや焼肉店など多角展開していたが,赤字が続き,負債は約120億円(04年時点)に膨らみ,書店部門も96年をピークに減少に転じていた。店舗閉鎖やパートの削減などで対応したが,抜本的な改善にはつながらず,8月31日の手形決済不能となり,今回の事態となった。