江戸川乱歩が岩波文庫へ

『江戸川乱歩ミステリー 今や「古典」 岩波文庫収録や伝記本』の記事が。
読売新聞によると,『アカデミックな「古典」作品の刊行で知られる岩波文庫に,日本の推理作家で初めて江戸川乱歩の短編集が収録された。岩波文庫で出す基準は古典として認められているもの。大衆文学も今は研究者の視野に入っており自然と決まった。十数年前だったらダメだったかもしれませんが(岩波文庫編集長)』。
岩波文庫には,海外作品として19世紀のポオ「黒猫・モルグ街の殺人事件」などが収録されているが,比較的歴史が浅く娯楽読物と見なされてきた日本の推理小説が,文学の古典と評価されたことは,画期的だとしている。
私は,光文社文庫の全集でこの間読み直したばかりなので,積ん読になりそうです。