小学館の販売制度

産経新聞によると,小学館は11月から従来の委託販売制と責任販売制のいずれかを書店が自由に選択できる新しい販売方式をとるとのこと。
昨年の書籍,コミック,ムックを合わせた返品率は38・1%で,30%前後で推移していた30年ほど前に比べ増加が目立ち,返品本の約4分の1は廃棄処分されるため,損失は毎年約1700億円にも上るという。当然,委託販売制による返品が問題になるわけだが,責任販売制にすると注文は鈍る。人気の「ハリー・ポッター」シリーズなど特別で,返品を仕入れの5%までに制限している。
ちなみに,新販売制度では,委託販売の書店マージンは2割,責任販売では約3割。

コメント

  1. 出版社と店舗の書店の協業なるか?

    書店からの本の返品率の減少を目指して、出版社数社が責任販売制度を実施している。詳しくはこちらの記事とこちらをどうぞ。
    新たに出版された本と雑誌の4割…

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