パイプ党入門

pipe20080330.jpg先週一週間,大阪に出張していました。
その間,「パイプ党入門」と「カラー版パイプ」という30年ほど前のパイプ本を持って行き,眺めていました(いずれも池田書店刊)。まあ,わかったことといえば,パイプの世界は,良くも悪くもこの30年間何も変わっていないということですな。これらは古いので,美醜の程度はあるでしょうが,古本価格500円から7000円まで,なんだかわからない値付けがされている本でもあります。
それでもパイプ愛好家にとっては基礎資料であることには違いなく,それというのも,シガーに関する本や雑誌は時々出るのですが,パイプに関する本など,今後も全く期待できないからなんですね。本書は,パイプの楽しみから始まり,構造や選び方,取扱方法やエチケット,世界の代表的なパイプやパイプ煙草の紹介など,基本的なところは押さえていて,初心者はもちろん,ベテランが往時を懐かしむのにも役立ちます。
pipe200803302.jpgPierre smokes every day.には,「パイプに足りないのはセクシー」という面白い記事があり,氏の言うオシャレでチョイ悪オヤジの嗜むシガーに対して,求道的,オタク的でお爺ちゃんの嗜むパイプという点には,残念ながら同意せざるを得ません。
ちなみに私は,ホテルでずっとTake It Easyを吸っていたので,部屋がすっかりケーキ屋もビックリの甘い香りになってしまいました。喫煙部屋とはいえ,おそらく消臭してくれたと思うのですが,手間をかけて申し訳ありませんでした。