江戸川乱歩全集「探偵小説四十年(上)」

探偵小説四十年〈上〉―江戸川乱歩全集〈第28巻〉岩波文庫「アメリカのデモクラシー第一巻(下)」に続いて,分厚い光文社文庫江戸川乱歩全集の新刊「探偵小説四十年(上)」を読む。第28回配本で,いよいよ残りは1冊となった。
本書の内容はすでに講談社文庫等でもご承知の通り,『貼雑年譜』をもとに乱歩自身が語る思い出話。上巻にはデビューから少年ものに着手した昭和12年度までを収録している。
書店でこれと一緒に並んでいて気になったのが,同じく光文社文庫の新刊で「シャーロック・ホームズの冒険-新訳シャーロック・ホームズ全集」というもの。日暮雅通訳の第1弾で「ボヘミアの醜聞」,「赤毛組合」,「まだらの紐」など12編を収めている。

コメント

  1. 赤毛のでぶ(1)

      昨年秋のある日のこと、わが友シャーロック・ホームズを訪ねてみると、年輩の紳士

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