文房具を楽しく使う 筆記具篇(和田哲哉)

文房具を楽しく使う (筆記具篇)早川書房の新刊「文房具を楽しく使う 筆記具篇」(和田哲哉)を読みました。
昨年出た「ノート・手帳篇」に続くもので,ボールペンやシャープペンシル,万年筆など,筆記具の基礎知識,筆記具の使い分けやこだわり活用法,ノートや手帳との連携など,よく整理されており,カラー写真もふんだんに入っているので,文房具好きには嬉しい本です。
私は普段,仕事でも複写伝票を書くなどやむを得ない場合にボールペンを使う以外は,メモでも手帳でも手紙でも,すべて万年筆を使っています。一つには,悪筆なので,ボールペンやシャープペンシルでは字が汚くて読めないということもありますが。
万年筆の傷など気にしないで,というよりむしろ傷も味のうちと考え,ペンケースやカバンに無造作に放り込んでいる人間からすると,著者は随分丁寧で几帳面な方だと思います。本書も几帳面すぎる感はありますが,若いステーショナリーファンにはとくにお薦めします。
著者のbolg – LowPowerStation