本を読んでる君が好き

「本を読んでる君が好き」・・・第59回読書週間(10月27日~11月9日)の標語は「本を読んでる君が好き」に決まった。
さるさる日記に,これまでの標語一覧が載っており,それによると1960年頃は「そろって読書 あかるい家庭」,「読書でつくろう 明るい社会」,「きょうの読書はあすへの希望」といった希望の時代,70年代は「本との出会い 豊かな時間」といった豊かさの時代,80年代は「読書はあなたの無限の宇宙」,「読書は新しい発見の旅」といった個人の時代,そして90年代は「風もページをめくる秋」,「秋だからちょっと夜ふかし あと1ページ」,「本を読んだね! いい顔してるよ」,「読みたい本を読めばいい,読みたいように読めばいい」といった迷走あるいは暗中模索の時代,といった感じ。
今年の標語も含めて,最近は社会全体へというより若者への読書のすすめが主眼となっているが,「本を読んでる君が好き」などど言われて喜ぶのは我々中年世代のセンスじゃないかしら。