月と六ペンス・・・続き

さて,月と六ペンス。岩波文庫の旧版は阿部知二(1970年)なのだが,こういう場合,新しい訳者はお世辞でも旧訳に負うところが大きいなどというものだが,あとがきで中野・瀧口の良訳から学ぶところが大きかった・・・と記してあったのはちょっと違和感があった。阿部訳が好きなせいもあるが(オースティンも)。