少年カメラクラブの時間(藤田一咲)

少年カメラクラブの時間エイ文庫の新刊「少年カメラクラブの時間」(藤田一咲)を読む。
「写真の時間」シリーズも第6作。いきなり日光写真か~。これは懐かしい。子供の頃,よく遊んだからね。おじいさんがカメラ好きだったから,昔のわが家にも何台かカメラが転がっていて,そのひとつを小学校の遠足に持って行って友達や先生を撮ったりしたのだ(昭和40年頃)。モノクロの写真は,いまでも結構鮮明に残っている。
本書のメインはオモカメ。おもしろカメラ&おもちゃカメラ。オトナでもオモカメを持てばみなカメラ小僧に逆戻りだ。ピンホールカメラ,ホルガ,ポラロイド,ハーフカメラなどなど物欲をくすぐられるものがいっぱいだが,デジカメに鞍替えしたんだから,少々我慢と我が身に言い聞かせる。
自ら脱力写真と呼ぶ著者の緩めで暖かい写真も楽しい。