2011上半期すでに100誌近くが休刊

7月21日に発売された「ぴあ」最終号は、あっという間に完売し、すでにネット書店でも入手困難となっている。これに続いて「PS」の休刊も話題となっているが、「出版ニュース」によると、2011年に入り休刊となった定期刊行誌は、発行部数1~2万程度の専門誌も含めると既に100誌を超える勢いとのこと。そこで代表的な雑誌として紹介されているのは、

●「この映画がすごい!」(宝島社/3月19日発売号にて休刊)
海外スターのゴシップ写真、スキャンダルと映画情報を紹介してきたが、12年目で休刊。映画雑誌はどれも厳しい状況。

●「Hana* chu(ハナチュー)」(主婦の友社/4月1日発売号にて休刊)
女子中学生向けのファッション誌。2003年創刊。南明奈や成海璃子などがモデルを務め、一時は約15万部を発行したが、競合誌に押されて失速。休刊時の部数はピーク時の約半分になっていた。

●「EFiL (エフィル)」(扶桑社/6月1日発売号にて休刊)
2009年に隔月誌として創刊された40代以上女性向けライフスタイルマガジン。今井美樹の表紙で「ESSE」よりも高級志向だったが盛り上がらないまま休刊。

●「お笑いポポロ」(麻布台出版社/8月8日発売号にて休刊)
アイドル誌「ポポロ」のお笑い版として2002年に創刊。芸人へのインタビューが中心だったが、お笑いブームの失速とともに消えた。

●「東北じゃらん」(リクルート/3月1日発売号にて休刊)
震災の影響を受けて、7月以降は「関東じゃらん」と統合された。いずれ復活を期待。

雑誌休刊情報(Fujisan.co.jp提供)