北見の老舗「福村書店」が自己破産申請し倒産へ


北海道・北見の老舗「福村書店」が自己破産申請し倒産へ。

北海道新聞などによると、北海道北見市の書籍販売「福村書店」は、7月6日付で事業を停止し、近日中に自己破産を申し立て倒産する見通しとなった。

同書店は1947年に創業、地元の大手書店として、一時は札幌にも支店を開設するなど事業を拡大していた。しかし、最近は、インターネットの普及による消費者の書籍離れや競合店との競争激化で販売が低迷したことに加え、事業拡大による借入金が資金繰りを逼迫したため、やむなく事業継続を断念し今回の措置に至ったとのこと。東亜リサーチによると92年7月期の売上高は15億9500万円だったが、店舗拡大による経費増や大手古書店の進出、雑誌を扱うコンビニエンスストアの増加などで、2010年7月期には4億9300万円まで落ち込んでいた。負債総額は約5億6000万円の見通し。