日書連が再販制度の活用等について検討

全国書店新聞1月1日号によると。日書連の大橋会長が、「再販制度下で時限再販、部分再販を活用する方法などについて政策委員会で議論していく」と表明した。現在の再販制度の下で、時期を限った再販や特定書目を対象とした再販などを活用する方法や、汚損本などの最終処分権を書店が持つことについて検討したいとのこと。

大橋会長は、「書店は本の仕入権、処分権のいずれもなく、自由裁量として許されている範囲が限られている。市場がここまで疲弊している今、思い切った工夫をしなければ出版業界全体が消滅してしまう」と強い危機感を表明し、再販制度の利点を活用する方法などについて、当面、政策委員会で議論することになった。