佐賀県立武雄青陵中(武雄市)は、大手コーヒーチェーンスターバックスが併設されていることを理由に、生徒だけでの立ち寄りを制限していた「武雄市図書館」に対するルールを樋渡啓祐市長の批判を受けて見直し、登下校中に利用できるようにした。武雄市は図書館の運営を4月から、レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブに委託し、「スターバックス」が館内に出店し、利用者が増えていた。ただ武雄青陵中は、登下校中に生徒だけで飲食店に出入りすることを校則で禁止しており、図書館もスターバックスがあるからと、保護者同伴でない限り寄らないよう求めていたもの。樋渡市長は市議会本会議で、「非常に不見識だ」と学校の対応を批判。県学校教育課によると、武雄青陵中はあらためて内部で協議し、公共施設である図書館の利用を制限するべきではないとの結論に達したという。(産経新聞)