四季をめぐる51のプロポ

四季をめぐる51のプロポ岩波文庫新刊「四季をめぐる51のプロポ」(アラン)を読む。
四季とはいっても,季節の風物を語ろうとして書かれたものではなく,アランが地元の新聞に,折に触れて書きつづった事々を,あらためて四季にちなんで編んだもの。つらつらと読んでいると,これがもしこのまま我が国の新聞に載っていたら,果たして読む人がいるのだろうか?と疑問に思った。それが翻訳の問題なのか,フランス人の哲学に関する感覚が我々と違うのか….。とにかくスッと心に入ってこないのが残念。
「アランの言葉」も参考になります。