村山槐多耽美怪奇全集

村山槐多耽美怪奇全集―伝奇ノ匣〈4〉 (学研M文庫)
書店で「村山槐多耽美怪奇全集」(学研M文庫)が出ているのを見かけて,その分厚さに驚く。槐多は,放浪と退廃的な生活の末,1919年22歳で夭折した画家。詩人や伝奇作家としても多くの作品を残した。この一巻本選集には,津原泰水による槐多の生涯を描いた中編小説も併禄されているのでお薦め。ちなみに槐多の「悪魔の舌」,「殺人行者」は,青空文庫で読むこともできる。