ナイティンゲール伝

週末は雪が降りそうな天気。早めに買い物を済ませておこうという人で,スーパーは大混雑。結局,雨と風は強かったものの雪にはなりませんでした。
今月の復刊本「ナイティンゲール伝」(リットン・ストレイチー)。著者リットン・ストレイチーは英国の作家。フォースターやウルフらとともにブルームズベリー・グループと呼ばれる文学者たちの一人として活躍。その思想は,古い文化的,社会的伝統への反逆と個人の自由な生き方の優先というヒューマニズムに基づくもの。同性愛者であったといわれる。
先年,画家ドーラ・キャリントンとの精神的な愛を描いた映画「キャリントン」も公開されている。評伝に「リットン・ストレイチー(キャリントン)」(ホルロイド,新潮文庫)。私にとっては,冨山房百科文庫「ヴィクトリア女王」の著者として親しい。