丸善日本橋店で「グーテンベルク42行聖書」公開

p090902-01.jpg丸善日本橋店3階ギャラリーで,9月8日まで「グーテンベルク42行聖書展」が開催されている。
メイン展示の42行聖書は,1455年頃にグーテンベルクがマインツにて印刷。現存しているのは世界で48冊,アジアにはこの1冊しかない貴重なもの。丸善は1987年に本書をオークションで落札し,現在は慶應義塾図書館が所蔵している。(ちなみに48部のうち1部はビル・ゲイツ個人収蔵) 当時の情報によると,丸善の落札価格は8億円,慶應の購入価格は10億円以上とのこと。
展示会では,書物の変遷をつづったパネルや実際に触れることができる同聖書のレプリカ,デジタル化された同聖書の一部を画像として閲覧できるマルチメディア展示も行っている。デジタル化により,触れるだけでラテン語で書かれた文章の翻訳や解釈,さらには拡大などができる。(新文化紙より)