えい文庫の新刊、藤田一咲「乙女写真の時間」を読みました。
脱力写真家を自称する著者による「写真の時間」シリーズも何と11冊目。これまで日常の何気ない風景が多かった本シリーズ。今回は、たくさんの素人の「乙女」たちを、ストリートポートレート感覚で撮っています。
もちろん写真メインですが、撮影に協力した地元のカメラマンやショップの店長による撮影裏話や、愛用するカメラの紹介など、著者の撮影スタイルが伺える文章もなかなか興味をひきますね。
撮影される全国の「乙女」たちが、ごくごく普通の雰囲気でのんびりした感じなので、さぞかし気楽な撮影風景だろうなと思うのですが、周りの人によると藤田さんの撮影は、いつ撮られたのかいな?というくらいの素早さだとか。脱力脱力….と油断させられてはいけません。