筑摩書房の宮沢賢治全集完結

1995年に刊行が始まった筑摩書房「新校本 宮沢賢治全集 全16巻 別巻1冊」(全19冊)が、この3月いよいよ完結する。
前巻が出てから、今回の最終巻まで7年経っている・・・というから、気の長い話だが、新文化紙によると、筑摩書房では前巻の取次別配本数と今回の受注数が全く違っていることに愕然としたという。
「まだ集計途中ですが、定期購読部数が前巻に比べ、半分以下、3分の1にも落ちてしまっているのです。おそらく外商で頑張っていた中小書店の減少がその要因だと思います。転廃業された書店さんを通じて定期購読していた方にどうアナウンスすべきか、今いろいろと方策を検討しています」
7年も経っていれば、さもありなんと思うが、これまで揃えてきた読者が、最終巻を放棄するとは思えないので、文字通り、息が続かなくなったのかしら・・・