2007年夏 岩波文庫一括重版

オブローモフ〈上〉 (岩波文庫)
2007年岩波文庫「夏の一括重版」(7月12日発売)
オブローモフ主義とは,インテリながら,理想を口にするばかりで実際には行動せず,無関心,怠惰な生活を送ること。ゴンチャロフの「オブローモフ」に因ります。オブローモフはもちろん悪い青年ではないが,なんとも歯がゆい存在なのだ。高等遊民,モラトリアム,ニート。時代によっていろいろなキーワードはありますが,若者が自らインテリだと誤解するとき,偽オブローモフの陥穽にはまるのかも。
■ 其面影  二葉亭 四迷
■ 夏目漱石(全3冊)  小宮 豊隆
■ 小熊秀雄詩集  岩田 宏 編
■ 市民の反抗 他5篇  H.D.ソロー/飯田 実 訳
■ ヘンリー・ ジェイムズ短篇集  大津 栄一郎 編訳
■ 詩と真実(全4冊)  ゲーテ/山崎 章甫 訳
■ アンリ・ブリュラールの生涯(全2冊)  スタンダール/桑原 武夫,生島 遼一 訳
■ パリの夜― 革命下の民衆  レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ/植田 祐次 編訳
■ オブローモフ(全3冊)  ゴンチャロフ/米川 正夫 訳
■ わが秘密  ペトラルカ/近藤 恒一 訳 訳
■ 三十三年の夢  宮崎 滔天/島田 虔次,近藤 秀樹 校注
■ 初版 日本資本主義発達史(全2冊)  野呂 栄太郎
■ わが住む村  山川 菊栄
■ 柳宗悦民藝紀行 柳 宗悦/水尾 比呂志 編
■ 日本における近代国家の成立 E.H.ノーマン/大窪 愿二 訳
■ 幕末維新懐古談  高村 光雲
■ 葛飾北斎伝  飯島 虚心/鈴木 重三 校注
■ 学問の進歩  ベーコン/服部 英次郎,多田 英次 訳
■ 饒舌について 他五篇 プルタルコス/柳沼 重剛 訳
■ 教育に関する考察  ロック/服部 知文 訳
■ 代議制統治論   J.S.ミル/水田 洋 訳
■ 裏切られた革命  トロツキー/藤井 一行 訳

コメント

  1. 今回は、購入点数は少なくなりそうですね。17年も親しんでいると、その当時に店頭でよくみかけたものが、復刊、一括重版でしか出なくなったりと、時代の流れを感じますね。

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