津田左右吉歴史論集

津田左右吉歴史論集未来のプリンス誕生ということで,なかなか賑やかですが,皇太子殿下と同年齢で親しみを感じてきた私としては,雅子様の動向と共に,めでたさも中くらいなり・・・。
まあ,私ごときが心配してもしょうがないことなので,先月出た岩波文庫の「津田左右吉歴史論集」を読みながら,1ヶ月半ぶりにオーバーホールから戻ってきた時計を磨いています。高価ではないけれど,もう16年使い込んできた時計なので,愛着はあるんですね。
「歴史論集」所収の「建国の事情と万世一系の思想」は,終戦直後(昭和21年)の「世界」に掲載された論文ですが,当時の天皇制に係る社会的な状況を考えると,とても興味深いもの。「国民とともにあるがゆえに,皇室は国民と共に永久である。国民がみづから国家を主宰する現代においては,皇室は国民の皇室であり,天皇は「われらの天皇」である」 これは意外に思えますね。本書は学術論文の堅苦しさが無く,解説も丁寧なので,思想書,歴史書と構えずに読むことができます。

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