二人の女の物語

なぜか岩波書店のサイトがここのところ激重なんですが,私のところだけかしら? 2月の復刊「二人の女の物語」(全3冊,ベネット)について。
旧題は「老妻物語」。イギリスの自然主義作家ベネットの代表作で,作者の生まれ故郷「五つの町」を舞台に,この町で仕立屋を営むベインズ夫人とその2人の娘コンスタンスとソファイアの2代にわたる女の生涯を描いたもの。1931年,ベネットはパリの水を飲んでも安全であるということを証明しようとして,腸チフスに罹り死亡したといわれています。
ちなみに,アーノルド・ベネット・オムレツという料理もあり,「劇場帰りの作家や批評家たちのためにサヴォイ・ホテルが考案したもので,タラやパルメザンチーズを使い,ベネットのビクトリア朝散文のように緻密でかつおいしい。」とのこと。作りたい方は,ここを