岩波書店が哲学入門シリーズ「高校倫理からの哲学」を刊行

生きるとは (高校倫理からの哲学 第1巻)
岩波書店
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岩波書店は7月4日、高校生以上を対象とする,読みやすい哲学入門シリーズ「高校倫理からの哲学(全4巻・別巻1)」を刊行する。本シリーズは、「身近な問題や話題を出発点に、高校倫理の内容を織り込みながら、読者とともに考えてゆく」たねみ、親しみやすい記述でどこからでも気軽に読めるよう、構成にも工夫をこらしたとのこと。タイトルには「いま改めて「考える」ことの大切さを実感している社会人だけではなく、これから深く考えることを学び未来の社会を作っていく若い世代に手にとって欲しいシリーズ」との思いも込められている。第1回配本は、「第1巻 生きるとは」と「別巻 災害に向きあう」の2点。

「第1巻 生きるとは」には、第1講 人と人とをつなぐものはなにか―身体と愛、第2講 「心」は深められるか―私の心と私の死、第3講 人間の尊厳とはなんだろうか―現代の医療と生命。「別巻 災害に向きあう」には、災害を日本人はいかに受け止めてきたか:関東大震災の場合、災害の場でどんな倫理的問いが出されるだろうか、原子力とどのように向きあえばよいだろうか、を収録。価格は1,500~1,600円。