銀座に「TASCHEN Store」がオープン


12月9日、東京・銀座にドイツのアート系出版社による日本初の直営店「TASCHEN Store」がオープンした。店舖運営は、インテリアショップ「Francfranc」などを展開するバルスが行う。インテリアショップ「BALS TOKYO GINZA」(銀座ベルビア館4階)内にあり31坪。内装デザインは北村竜一で、白と黒を基調とし、木材むき出しの素材感が特徴。店内には閲覧用のソファを置き、タッシェンの限定本「付録」のアートポスターも展示している。

書籍は建築、インテリア、写真集を中心に約400冊。「見たり読んだりして楽しむだけでなく、飾ってインテリアになる本も多い。スギやヒノキの香りが漂う空間になっているので、『森の中』のような雰囲気でアートを楽しむ時間を過ごしてもらえれば」(広報担当者)とのこと。営業時間は10時~21時。

ドイツでアート・美術系の書籍を出版しているTASCHENは、出版社直営の書店を7カ国・12店舗で展開している。もともと1980年に当時18歳だったベネディクト・タッシェンがドイツで開いたコミック店がはじまりで、1984年にルネ・マグリットの英語本約4万部を買い取り低価格販売したことを皮切りに、「美術書を大衆に」と出版業界に進出した。(新文化紙ほか)