講談社が選書メチエと学術文庫を電子書籍化


講談社は8月12日、「選書メチエ」と「講談社学術文庫」の電子書籍用アプリ「選書メチエ&学術文庫」(無料、iPhone、iPod touch、iPad対応)を公開した。電子書籍の販売価格は各1000円で、現在8点5冊を配信中。今後は毎月1冊のペースで作品を追加していくとのこと。

講談社によると、人文学術系書籍を集めたアプリの配信は国内初めてで、哲学、歴史、政治経済、社会科学、自然科学などの分野に普段なじみの薄い読者にも関心を持ってもらうことが、アプリ公開の目的の1つだと説明している。

電子化第一弾のタイトル
【選書メチエ】
■ 〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道/高橋伸夫
■ 経済倫理=あなたは、なに主義?/橋本 努
■ 階級社会 現代日本の格差を問う/橋本健二
■ 日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか/小谷 賢
【学術文庫】
■ マルクス・アウレリウス「自省録」/鈴木照雄
■ 日蓮「立正安国論」/全訳注著:佐藤弘夫
■ 『資本論』を読む/伊藤 誠
■ イザベラ・バードの日本紀行(上・下)/イザベラ・バード 訳:時岡敬子