論理哲学論考

論理哲学論考 (岩波文庫)
岩波文庫新刊,ヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読みました。・・・この「有名な本」を読んだ,という満足感は得られましたが,そこから何か掴んだ,というヨロコビまでは,とても。それでも知的興奮には違いないですよね。考えてみれば岩波文庫の青帯は,私にとってみんなそうなのかも。岩波によると,『今回の野矢茂樹先生の翻訳は,日本語として「読める」訳にすることはもちろん,訳注も詳しく付して,この哲学書の魅力を十二分に味わえるように配慮されています。野矢先生が少し前に書かれた『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(哲学書房2002年刊)と合わせて読むと理解がいっそう深まるのではないかと思います。』とのこと。