フルニエ「グラン・モーヌ」

岩波文庫12月新刊で最初に読んだのは,フルニエの「グラン・モーヌ」
よく古書店では古い角川文庫版「モーヌの大将」を見かけるのですが,いままで読んだことがありませんでした。背の高い大人びた友人モーヌと,私の少年時代の思い出を綴った物語。ヘッセの初期作品とかカロッサなど,青春小説好き^^の私には嬉しい本で,一気に読んでしまいました。

講談社学術文庫「ラ・プラタの博物学者」は,岩波文庫版にはない挿し絵が入っていて楽しめる本。以前取り上げたような気もしますが,最近重版したのか,書店で平積みになってたりして目に付くので,お薦めします。