毎月5点ずつ刊行

昭和37年以来,40年近く毎月4点を刊行してきた岩波文庫が,ここにきて毎月5点ずつ刊行しています。
水滸伝が毎月1冊含まれているため,これが定着するのかどうかわかりませんが,今年の岩波文庫の刊行点数は51点となりました。

今月の重版として,福本日南が忠臣蔵事件の全貌を史実に基づいて明らかにしようとした大著「元禄快挙禄」が3分冊で出ます。
十数年前に初版が出たのも確か年末だったはずで,やはりこれは季節物なのでしょうか。もう一点の重版,コレットの「牝猫」は,
新婚の妻が夫の可愛がる牝猫に嫉妬する話。これはクリスマスに関係があったかなぁ….。