雑学文庫が好調

新文化紙によると,文芸文庫を中心とした夏の文庫フェアが真っ盛りのなか,アスペクトと廣済堂あかつきの雑学文庫が好調。
アスペクトの文庫版「死ぬかと思った」シリーズ4点の累計発行部数が約56万部に達し,廣済堂あかつきの「すごい!ホメ方」(内藤誼人)は2007年の刊行だが,今年に入ってから火が付き,8月までに5回重版,累計7刷5万4千部の発行を決めている。
アスペクトは,とくに売行きがいいのが駅前・駅中や空港の書店で,巻を重ねるごとに,第1巻の売行きが上昇しているという。あかつきは,「売れている書店さんは入口やレジ周りで平積み展開されているところが多い。時節に左右されづらい本であるし,何より類書が少ない。書店さんにはロングスパンで売ってもらいたい。まずは10万部が目標」と話している。