岩波文庫2009年春の復刊

岩波文庫2009年春の復刊(2月19日発売予定) 36点41冊
続コンゴ紀行や建築の七灯、30年くらい前に山陽堂支店で買ったけど、高かったな~などというのも昔話になりつつありますが、今回は読み物系がたくさんあって楽しいですね。古き時代の大阪風俗を描いた「鱧の皮」や「大阪の宿」、芸者遊びにうつつを抜かす冴えない中年男が哀しい「耽溺」など、やっぱりノスタルジックな作品に惹かれます。
■ 新勅撰和歌集 久曾神 昇,樋口芳麻呂 校訂 (前回重版97年)
■ 天草本 伊曾保物語 新村 出 翻字 (97年)
■ 読史余論 新井白石/村岡典嗣 校訂 (95年)
■ 頼山陽詩抄 頼 成一,伊藤吉三 訳註 (97年)
■ 愛弟通信 国木田独歩  (90年)
■ 時は過ぎゆく 田山花袋 (95年)
■ 有明詩抄 蒲原有明 (94年)
■ 子をつれて 他8篇 葛西善蔵 (95年)
■ 大阪の宿 水上滝太郎 (88年)
■ 鱧の皮 他5篇 上司小剣 (95年)
■ 耽溺 岩野泡鳴 (92年)
■ 李長吉 歌詩集(全2冊)  鈴木虎雄 注釈 (87年)
■ カイン バイロン/島田謹二 訳 (93年)
■ 新アラビヤ夜話 スティーヴンスン/佐藤緑葉 訳 (90年)
■ アラン島 シング/姉崎正見 訳 (95年)
■ シカゴ詩集 フローベール/渡辺一夫 訳 (93年)
■ タッソオ ゲェテ/実吉捷郎 訳 (92年)
■ スキュデリー嬢  ホフマン/吉田六郎 訳 (89年)
■ カラクテール 当世風俗誌(全3冊) ラ・ブリュイエール/関根秀雄 訳(92年)
■ 偽りの告白 マリヴォー/鈴木力衛 訳 (93年)
■ 暗黒事件(全2冊) バルザック/水野 亮 訳 (92年)
■ プチ・ショーズ ある少年の物語 ドーデ/原 千代海 訳 (92年)
■ 口髭 宝石他五篇 モーパッサン/木村庄三郎 訳 (95年)
■ コンゴ紀行 アンドレ・ジイド/河盛好蔵 訳 (88年)
■ 続コンゴ紀行 チャド湖より還る アンドレ・ジイド/杉 捷夫 訳 (88年)
■ 家族の記録 アクサーコフ/黒田辰男 訳 (87年)
■ 恐ろしき媒 ホセ・エチェガライ/永田寛定 訳 (88年)
■ アルプスの山の娘 ハイヂ ヨハンナ・スピリ/野上弥生子 訳 (91年)
■ 弘道館記述義 藤田東湖/塚本勝義 訳註 (96年)
■ 抱朴子 石島快隆 訳註 (97年)
■ 道元禅師語録 大久保道舟 訳註 (95年)
■ 美と崇高との感情性に関する観察 カント/上野直昭 訳 (87年)
■ 芸術哲学 ジンメル/斎藤栄治 訳 (95年)
■ 建築の七灯 ラスキン/高橋しょう川 訳 (97年)
■ 聖フランシスコ・デ・サビエル書翰抄(全2冊) アルーペ神父,井上郁二 訳 (95年)
■ 増訂 新版 アルプス紀行 ジョン・チンダル/矢島祐利 訳 (96年)

コメント

  1. 所蔵しているものが多いですが、本格的に買い始めたころに買いもらしているものがいくつかあるので、そっちが中心になりますね。

  2. 十年一昔という感じで復刊されているので、私は戦前版の綺麗なものが見つかったときが一番嬉しいです。

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