えい文庫の新刊「僕とカメラの旅物語-ノルマンディでコンタックス,な日々」(蜂谷秀人)を読む。
フランスでツール・ド・フランスをとり続けている写真家によるフォトエッセイ。彼の地でのレースの写真がメインだが,それ以前の地方新聞社時代の写真も交えて,ライカやハッセルブラッドなど愛用の写真機への思いを語る。
デジタル全盛のなか,ライカがメインというのはスポーツ写真家として珍しいのだろうが,著者によると,一眼レフより余裕を持って構図を作れること(撮影範囲外が見える),置きピンがしやすいこと(至近距離を高速で走り抜ける自転車競技では重要),真剣な気持ちになれること(結果がすぐわからない)....がメリットとのこと。
フランス,ロシアのカメラや,コンパクトカメラも使って撮られている穏やかな写真と,いかにも人の良さそうな文章で,好感度は高い。