8月28~31日
夏休み最後の土日。息子のベイブレードの試合(こればっかりだな)につき合って,幕張メッセへ。9時開場なので, 8時過ぎには到着したのだが,すでにエントリー番号は155番。1stステージの試合は12時までなのに, こりゃ順番待ちですぐに終わってしまいそうだ。結果,最初の勝負はシュートミスで自爆し,ショボンとしていたが, 気を取り直して再チャレンジ。幸い連勝して2nd,3rdステージと勝ち進む。この調子で決勝トーナメントへと意気込むが, さすがに1年生ではここまでといった感じで,連勝ならず,時間切れ終了。本人もまずまず納得の結果でホッとしました。
8月27日
帰宅の電車が止まってしまい,またまた午前様。おかげで岩波現代文庫「写真論集成」(多木浩二)
をじっくり読むことができた。本書は,写真雑誌「プロヴォーク」の理論的支柱であった著者の30年にわたる写真論を集成したもの。
写真家論,科学写真論,メディア論,モード,ファッション写真論には興味を持てたが,最初の写真の形而上学的考察,
なかなか難関だった。
8月26日
岩波文庫新刊,ヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読みました。・・・この「有名な本」を読んだ,
という満足感は得られましたが,そこから何か掴んだ,というヨロコビまでは,とても。それでも知的興奮には違いないですよね。
考えてみれば岩波文庫の青帯は,私にとってみんなそうなのかも。岩波によると,『今回の野矢茂樹先生の翻訳は,日本語として
「読める」訳にすることはもちろん,訳注も詳しく付して,この哲学書の魅力を十二分に味わえるように配慮されています。
野矢先生が少し前に書かれた『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(哲学書房2002年刊)
と合わせて読むと理解がいっそう深まるのではないかと思います。』とのこと。
8月25日
岩波文庫新刊「夜明け前 第二部」(島崎藤村)を読みました。本書は,
木曽路の庄屋である青山家当主の二代にわたる生涯を,維新前後の激しく揺れ動く世相を背景に描いたもの。旧世代,
すなわち封建制の中でそれなりに秩序ある安定した生活を送っていた父と,新世代,
新たな時代の到来とともに民衆のために立ち上がろうとしたが理想と現実との間で苦しむ息子。そんな世代間の対比と,
次第に濃くなる焦燥感に,いたたまれない気になるものの,一読陰惨な感じを与えず,
常に読者に一筋の希望を持たせることができるのは,主人公半蔵の純粋一徹な気持ちに,同じ息子世代として,
大きな共感を得られるからでしょう。
8月22~24日
夏休みも残すところ僅か。やっと夏らしい猛暑の週末となりました。土曜日は金沢八景の花火大会へ。
例年にも増して,大変な人出でしたが,広い砂浜に座って,間近で上がる花火の迫力に大満足。終わってからも,
子供達はみな砂堀に夢中で,なかなか帰ろうとしませんでした。
岩波文庫の新刊「アラン定義集」を読みました。アンリ4世等のリセで65歳まで教育に携わったアランは,授業の中で, 様々な言葉の定義を試み,議論の中で練り上げていきました。ここには,アランのカードケースに用意された500語余りのうち, 実際に定義が与えられている264語がすべて収録されています。未定義語のリストも掲載されていますので, アランの哲学的な関心がどの辺にあったのか,とくに興味を惹かれました。訳文は,私のような素人には, なかなかスッキリと頭に入ってこない感じなのが残念。
8月18~21日
3日間,夏期休暇を取っていました。火曜日は午後から,久しぶりに息子のサッカークラブの練習を見学。
以前は滅茶苦茶だったゲームもそれなりに形になってきたようで感心。水曜日は,ポケモン映画(結構泣ける)
と近くの江ノ島ボウルでボーリング。木曜日は少しは夏らしい暑さになったので,一日これも近くの海浜公園プールへ,ということで,
当初は温泉へ行こうという目論見もあったのですが,ごく近場で済ませてしまいました。この間,読んだ本といえば,子供向きの
「ゾロリシリーズ」数冊(面白かったが)と,BRUTUS最新号(内外の雑誌特集)など。今月の岩波文庫は,
アランとヴィトゲンシュタインなので,頑張って読まねばと思っているのですが・・・。
8月14~17日
雨が降り続いています。3連休にした週末は,結局どこにも出かけず仕舞い。日曜日の夕方から, ホームセンターへ板やペンキを買いに行って,焼き肉を食べて帰ってきたのが,唯一の外出でした・・・あ,ボウリングもしましたね, 150程度と,私にしては上出来。涼しくて,わが国では停電の恐れは無くなったようですが,今年の夏は, このまま終わってしまうのでしょうか?
8月13日
幻冬舎文庫の新刊,「封印サイトは詩的私的手記」(森 博嗣)を読む。おなじみ日記シリーズの第3弾。
研究者として,作家として,趣味人として,日々の生活がリアルに語られており,
これまで森氏の著作に縁がなかった人でも十分楽しめる(この分厚さなので,途中で息切れしてくるが)。とくに,模型関係,
Mac関係に興味のある方にお薦め。公式サイトはこちら。
8月12日
遅ればせながら,「東京古本とコーヒー巡り」(交通新聞社)を読みました。神保町,早稲田,
中央線沿線の個性的な古書店40件と,読書にふさわしい隠れ家的喫茶店30件の紹介。神保町古書店マップ付き。書店,
出版社など本の仕事に携わる人たちへ,「自分にとって本が読める場所」や「理想の古書店散歩」などを訊いたインタビューが面白い。
マニアックな情報は無いけれど,装幀も含めレトロな雰囲気がなかなか良いです。
8月11日
さて,「星の王子さま」をじっくり読みました(新たに岩波のオリジナル版を買ってきたのだ)。難しい。 考えれば考えるほど深みにはまってしまいそうなので,子供のころに戻って・・・と思いましたが,所詮大人の考える子供の気持ちなど, まやかしでしかないようです。この物語は,当時の世相(戦争)と結びつけた解釈や,宗教的な解釈など,さまざまな読み方がなされていますが, 大人になった私には,真実の愛を求める物語だと感じられました。
8月7~10日
週末は台風で大荒れでしたが,日曜日は台風一過,猛暑の中,「ポケモンフェスティバル2003」へ行ってきました。 お台場や幕張でのイベントが多い中,横浜開催だったので,今回は近くて助かったのですが,結局大汗をかきました。
今月,ちくま文庫より「高慢と偏見」(ジェイン・オースティン)が中野康司訳で出ましたが,せっかくですから,書名は「新しさ」 を出しても良かったような気がします。「高慢と偏見」だと,なかなか本書の面白さが伝わらないのが残念です。いずれにしてもお薦め (文庫本のための新訳です)。
8月6日
岩波書店では,「星の王子さま」日本語版刊行50年・600万部を記念して,「私の好きなワン・フレーズ」
を募集しています。「星の王子さま」のなかの大好きな一節,忘れられない一節,考えさせられた一節などを選び(50字程度),
その理由とともに応募すると「オリジナル日記」,「ポストカード・ブック」が当たるとのこと。すぐ思い浮かぶのは,
「心で見なくちゃ,ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは,目に見えないんだよ。」,
「砂漠が美しいのはどこかに井戸を隠しているからだよ・・・」,「新しくできた友だちの話をするとき,
おとなの人はかんじんかなめのことはききません。・・・」から始まる一節などなど。私自身,サン・テグジュペリの作品としては
「夜間飛行」や「人間の土地」,「戦う操縦士」などの方が親しいのですが,久しぶりに「王子さま」
を書棚から取り出して読んでみたいと思います。
8月5日
いま,グルメの話題は,都心の裏道にひっそりと佇む知る人ぞ知る一軒家のフレンチ,でもなければ,
怪しげなマスターが怪しげな食材を使ってあくまでチープ感メインの無国籍料理,でもなく,ズバリ,デパ地下,そう,
デパートの地下食品売り場! かねてそう思っていた私だが,同じようなことをみな考えているらしく,
最近情報誌でもデパ地下の人気は高い。そんななか,この手の食を語らせたら現在日本一,東海林さだお氏の新刊
「某飲某食デパ地下絵日記」(文春文庫)を読むと,デパ地下ファン垂涎の逸品がこれでもかと並んでいて,
いてもたってもいられない気分になってくる(我が職場は銀座のデパートからちょっと離れているのだ)。
本書はいつものようなエッセイ+絵ではなく,絵本・カタログスタイルなので,私自身はちょっと食い足りなかったが
(もともと小田急デパートの新聞広告だったのだから当然か),今後発表されるであろう詳しい報告にも期待したい。
8月1~4日
ようやく梅雨も明け,一気に猛暑がやってきました。そんななか,夏休み旅行第2弾として,箱根に行って来ました。近場なので, いつもは日帰りで行くことも多い箱根ですが,今回は渋めの宿を巡る露天風呂の旅,ということで,よく歩き,かつよくお湯に浸かってきました。 さすがに3日目ともなると,子供の方はかなり疲れ気味でしたが,それでも頑張って山道を歩いている姿に,大きくなったなぁと感心。 我々親の方は,早々と息切れし,歳を感じた次第。